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療法食(腎臓・肝臓ケアなど)とは?普通のフードとの違い|初心者が知っておきたいポイント

「腎臓ケア」「肝臓ケア」などと書かれた療法食を、動物病院ですすめられたことがある飼い主も多いのではないでしょうか。普段与えている市販のフードとは何が違うのか、疑問に思う方もいると思います。今回は、療法食とは何か、総合栄養食との違いや代表的な種類、与える際に気をつけたいポイントを紹介します。

療法食とは?総合栄養食との違い

療法食とは、特定の病気や健康上の問題を抱える犬のために、栄養バランスや成分を調整して作られたフードのことです。腎臓病・肝臓病・消化器疾患・アレルギー・肥満管理など、診断された病気や症状に合わせて設計されており、獣医師の指導のもとで用いることが基本とされています。

一方、日常的に与える「総合栄養食」は、健康な犬が水と一緒に食べるだけで必要な栄養がとれるよう、バランスよく設計されているフードです。療法食はあえて特定の栄養素を強化したり制限したりしている点が、総合栄養食との大きな違いといわれています。そのため、診断を受けていない健康な犬に療法食を与えることは、かえって栄養バランスの偏りにつながる場合があるとされており、避けたほうがよいといわれています。

主な療法食の種類と特徴

腎臓ケア向け

腎臓の機能をサポートする目的の療法食は、タンパク質・リン・ナトリウムの含有量が制限され、オメガ3脂肪酸が強化された設計になっているといわれています。腎臓病は進行すると食事管理の重要性が高まるとされているため、動物病院で症状の程度を確認したうえで検討することがすすめられています。

肝臓ケア向け

肝臓の機能をサポートする目的の療法食は、消化性の高い植物性タンパクを使用し、銅の含有量を制限するとともに、必須脂肪酸や亜鉛の含有量を調整した設計になっているといわれています。

そのほかの療法食

このほかにも、消化器疾患向け(高消化性・脂肪や食物繊維の調整)、アレルギー対応(アレルゲンとなりやすい原材料の除去)、体重管理向け(カロリー制限・食物繊維の強化)、心臓ケア向け(ナトリウム制限・オメガ3脂肪酸の強化)など、対応する病気や症状ごとにさまざまな種類の療法食があるといわれています。

療法食を使う際の注意点

  • 療法食は自己判断で選ばず、必ず動物病院で診断を受け、獣医師の指導のもとで与えるようにしましょう。同じような症状でも原因によって適したフードが異なるといわれています
  • 療法食と一緒に通常のフードやおやつを与えると、期待される栄養バランスが崩れてしまう場合があるといわれているため、併用してよいかどうかも獣医師に確認しましょう
  • フードを切り替える際は、今までのフードに少しずつ混ぜながら、1〜2週間程度かけて徐々に切り替えるとよいといわれています
  • 療法食を食べてくれない場合は、自己判断でトッピング等の工夫をする前に、まず動物病院に相談することがすすめられています
  • 療法食を続けるかどうかは、定期的な血液検査・尿検査などで経過を確認しながら、獣医師と相談して判断することが大切だといわれています。「必ず治る」といった断定的な情報に過度な期待をせず、あくまで治療の一環として継続することが大切です

まとめ

療法食は、特定の病気や健康上の問題に対応するために栄養バランスが調整された特別なフードで、普段与える総合栄養食とは目的が異なります。腎臓・肝臓ケアをはじめ、症状に応じたさまざまな種類があるため、気になる症状がある場合は自己判断せず、まずは動物病院に相談し、獣医師の指導のもとで療法食を選ぶようにしましょう。

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