立派な巻き尾と凛とした佇まいが魅力の日本犬、紀州犬。忠実で賢く、狩猟犬として活躍してきた歴史を持つ犬種です。この記事では、紀州犬の性格や身体的特徴、飼育のポイント、かかりやすい病気について解説します。
| 原産国 | 日本(紀伊国=現在の和歌山県・三重県南西部) |
| 体高 | オス49〜55cm・メス46〜52cm |
| 体重 | オス17〜23kg・メス15〜18kg |
| 性格の傾向 | 忠実・賢い・警戒心が強い |
| 平均寿命 | 13〜15歳前後 |
性格
紀州犬は落ち着いた性格で、賢く洞察力に優れているといわれています。主人には忠実であるものの、見知らぬ人には強い警戒心を示すことがあるとされています。
もともと単独でイノシシなどを追う猟犬として活躍してきた歴史があり、自分で判断して行動する自立心の強さも特徴の一つです。そのため、飼い主との関係の築き方によって態度が大きく変わることもあるといわれ、子犬の頃からの丁寧な社会化としつけがすすめられています。
身体的特徴
- 体高: オス49〜55cm、メス46〜52cm程度
- 体重: オス17〜23kg、メス15〜18kg程度
- 被毛: 硬く直毛の上毛と、やわらかく密に生えた下毛のダブルコート
- 特徴: 立派な巻き尾と、頬・尾にやや長めの毛を持つ優しい顔立ち
猟犬としての歴史からスタミナがあり、運動量も豊富に必要とする犬種とされています。
飼い方のポイント
被毛のケア
ダブルコートのため、週1〜2回程度のブラッシングがすすめられています。換毛期は抜け毛が増えるため、頻度を増やすとよいとされています。シャンプーは月1回程度が目安です。
社会化としつけ
警戒心や自立心が強い性格のため、子犬の頃からさまざまな人や環境に慣れさせる社会化トレーニングが重要とされています。信頼関係を築くことで、忠実なパートナーになってくれる犬種といわれています。
運動量
もともと猟犬として活躍してきた活発な犬種のため、十分な運動量の確保がすすめられています。運動不足はストレスにつながりやすいとされています。
かかりやすい病気
紀州犬がかかりやすいと言われている代表的な病気は以下の通りです。気になる症状がある場合は自己判断せず、早めに獣医師に相談することが大切です。
- 甲状腺機能低下症: 甲状腺ホルモンの分泌が減少することで、元気の消失や脱毛・フケなどの皮膚症状が現れるといわれています
- 心室中隔欠損症: 生まれつき心臓の壁に穴が開いている先天性の疾患で、程度によっては咳や運動を嫌がる様子が見られるとされています
- 皮膚炎・外耳炎: 豊富な被毛を持つ日本犬に多いとされ、日頃から皮膚や耳の状態を観察することがすすめられています
- 前十字靭帯断裂: 膝の靭帯が損傷する疾患で、歩行に影響が出ることがあるといわれています
- 白内障: 加齢とともに水晶体が白く濁っていく眼の疾患とされています
平均寿命
紀州犬の平均寿命は13〜15歳前後といわれており、中型犬の平均と比べてもやや長生きする傾向があるとされています。日頃の被毛・皮膚のケアと定期的な健康診断が、健やかに長く過ごすための助けになると考えられています。
まとめ
紀州犬は、忠実で賢い性格と立派な巻き尾が魅力の日本犬です。警戒心や自立心の強さに配慮した社会化トレーニングや、猟犬らしい運動量の確保など、犬種特性に応じた飼育の工夫が必要になります。特徴を理解したうえで、迎える準備をしっかりしておきましょう。
参考情報源
- 紀州犬の性格や特徴は?飼い方のコツや寿命などについて解説【獣医師監修】
- 紀州犬の性格や飼い方のコツ、なりやすい病気まで全部紹介!
- 【獣医師が解説】紀州犬の歴史・特徴・性格・一緒に暮らす上での注意点・かかりやすい病気について詳しく解説!
紀州犬と暮らす人へ
本記事は、JKC(ジャパンケネルクラブ)等の公的資料や獣医療・ペット関連の専門メディアの情報をもとに、編集部で内容を確認のうえ作成しています。編集方針の詳細は運営者情報をご覧ください。



