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アニコム損害保険のペット保険|商品ラインナップを紹介

アニコム損害保険株式会社(以下、アニコム損保)は、「どうぶつ健保」シリーズのペット保険を扱う損害保険会社です。犬が新規に申し込める商品は、通院・入院・手術を補償する「どうぶつ健保ふぁみりぃ」、入院・手術に絞った「どうぶつ健保ぷち」、8歳以上が対象で入院・手術を補償する「どうぶつ健保しにあ」の3つです(執筆時点:2026年10月)。本記事では、3商品の補償内容・限度額・保険料の目安・加入条件を、アニコム損保の公式サイトの情報をもとに整理します。

※本記事は情報提供を目的とした紹介であり、特定の保険への加入を勧誘するものではありません。加入の最終判断は、契約前に各社の公式情報・重要事項説明書・約款をご自身でご確認のうえ行ってください。

アニコム損保の商品ラインナップ

3商品は、補償の範囲(通院まで含むか)と新規加入できる年齢、請求方法が異なります。補償割合はぷちが70%のみで、ふぁみりぃとしにあは70%と50%から選べます。新規加入年齢は、保険契約の始期日時点の満年齢で判定されます。

商品(補償対象)新規加入年齢(犬)補償割合窓口精算
どうぶつ健保ふぁみりぃ
(通院・入院・手術)
7歳11か月まで70%/50%対応(対応病院のみ)
どうぶつ健保ぷち
(入院・手術)
7歳11か月まで70%のみ非対応(全額立替の後、書類で請求)
どうぶつ健保しにあ
(入院・手術)
8歳以上(上限なし)70%/50%対応(対応病院のみ)
出典:アニコム損保 公式サイト「ペット保険商品の比較早見表」「ぷち」各ページ(2026年10月20日確認)。いずれの商品も、原則として終身で継続できると公式サイトに記載されています。

支払限度額と年間の日数・回数の上限は、次のとおりです(公式サイトの比較表による)。診療費のうち保険の対象となる金額に補償割合(70%または50%)を掛けた額が限度額を上回る場合は、限度額までの支払いとなります。

商品・補償割合通院入院手術
ふぁみりぃ 70%1日14,000円まで・年20日1日14,000円まで・年20日1回140,000円まで・年2回
ふぁみりぃ 50%1日10,000円まで・年20日1日10,000円まで・年20日1回100,000円まで・年2回
しにあ 70%補償なし1日14,000円まで・年20日1回140,000円まで・年2回
しにあ 50%補償なし1日10,000円まで・年20日1回100,000円まで・年2回
ぷち 70%補償なし1日14,000円まで・年20日1回500,000円まで・年2回
出典:アニコム損保 公式サイト「ペット保険商品の比較早見表」(2026年10月20日確認)。ふぁみりぃの通院と入院は、同じ限度額・日数の欄で示されています。

この表の限度額を単純に合計すると、1年間に支払われる理論上の最大額は、ふぁみりぃ70%で84万円、ふぁみりぃ50%で60万円、しにあ70%で56万円、しにあ50%で40万円、ぷち70%で128万円になります(編集部による計算で、公式サイトに年間の合計額としての記載はありません)。実際の支払額は、診療内容や補償割合によって変わります。

保険料の見方:犬種クラス(A〜E)と年齢

アニコム損保の犬の基本保険料は、犬種ごとに分けられたクラス(AからEの5段階)と年齢で決まり、毎年の継続時の年齢に応じて変わります。公式サイトの「犬の品種別クラス分類表」では、たとえば次のように区分されています。混血犬(ミックス犬)は、体重によってクラスが分けられています。

クラス分類表に載っている犬種の例
Aクラスチワワ
Bクラストイ・プードル、柴、ミニチュア・ダックスフンド
Dクラスゴールデン・レトリーバー、パグ
Eクラスフレンチ・ブルドッグ
出典:アニコム損保 公式FAQ「保険料はいくらですか?」掲載の「犬の品種別クラス分類表」(2026年10月20日確認)。クラス分類は変更される場合があります。

以下の保険料はいずれも、公式FAQに掲載されている基本保険料表の「犬・月払」の金額です。実際に支払う保険料は、ペット賠償責任特約の有無、多頭割引、保険の利用状況による割増引(ふぁみりぃのみ)によって変わると公式FAQに書かれています。

どうぶつ健保ふぁみりぃ

通院・入院・手術をまとめて補償する商品です。公式サイトでは「保険を使えるのは診療費が●●円以上の場合」といった最低補償額の設定がないとされ、少額の通院でも請求できる設計です。新規加入は犬・猫とも7歳11か月までで、継続は原則終身とされています。

年齢AクラスBクラスCクラスDクラスEクラス
1歳3,110円3,420円3,740円4,270円4,910円
3歳3,360円3,580円4,020円4,610円5,430円
5歳4,340円4,780円5,170円6,510円7,760円
7歳5,330円5,650円6,230円7,830円9,340円
ふぁみりぃ70%プラン・犬・月払の基本保険料。出典:アニコム損保 公式FAQ「保険料はいくらですか?」掲載の基本保険料表(スタンダードタイプ、2026年10月20日確認)。
年齢AクラスBクラスCクラスDクラスEクラス
1歳2,340円2,560円2,780円3,170円3,630円
3歳2,510円2,670円2,990円3,410円3,990円
5歳3,200円3,530円3,810円4,770円5,680円
7歳3,930円4,150円4,570円5,710円6,800円
ふぁみりぃ50%プラン・犬・月払の基本保険料。出典は上の表と同じ(2026年10月20日確認)。
  • 請求方法:公式サイトによると、全国約7,000の「どうぶつ健保」対応動物病院(2026年5月末現在)では、どうぶつ健康保険証の提示で窓口精算ができます。対応していない病院では、LINEで保険金を請求できるとされています
  • 割引・割増引:2頭目以降の契約に適用される多頭割引(契約者・住所などが同一であることなどの条件あり)と、保険の利用回数に応じて継続時の保険料が割引・割増される健康割増引制度があります
  • ペット賠償責任特約:月額140円の追加で付帯でき、他人やほかのペットにケガをさせた場合などの法律上の賠償責任を、1事故につき最大1,000万円まで補償すると公式サイトに記載されています
  • 待機期間:初年度の契約に限り、保険契約の始期日から30日間の待機期間があります。この間に発症した病気は、待機期間が終わった後も保険の対象になりません。待機期間中にケガで診療を受けた場合は、窓口精算ができず、直接アニコム損保に請求する形になります

どうぶつ健保ぷち

通院の補償がなく、入院と手術に特化した商品で、補償割合は70%のみです。手術の支払限度額は1回あたり最高50万円・年2回までで、ふぁみりぃ(70%で1回14万円)より高く設定されています。入院は1日14,000円まで・年20日までです。日帰り手術や、手術を伴わない入院だけでも補償の対象になると公式サイトに記載されています。公式サイトの「月々1,020円から」は、チワワ1歳の基本保険料にあたります(下表のAクラス・1歳と一致)。

年齢AクラスBクラスCクラスDクラスEクラス
1歳1,020円1,120円1,230円1,400円1,610円
3歳1,100円1,170円1,320円1,510円1,780円
5歳1,420円1,570円1,700円2,140円2,550円
7歳1,750円1,850円2,040円2,570円3,060円
ぷち70%プラン・犬・月払の基本保険料。出典:アニコム損保 公式FAQ「保険料はいくらですか?」掲載の基本保険料表(2026年10月20日確認)。8歳以上の基本保険料は表になく、公式FAQでは問い合わせるよう案内されています。
  • 請求方法:ぷちは窓口精算ができません。対応病院で診療を受けた場合も、診療費を全額いったん支払い、請求書類を記入してアニコム損保へ送る形で、LINEでの請求もできないとされています
  • そのほかの条件:どうぶつ健康保険証は発行されず、多頭割引も適用されません。ふぁみりぃなど同社の他商品と同時に契約することはできますが、同じ入院・手術の診療費については、どちらか一方の契約からしか保険金が支払われません
  • 待機期間:初年度の契約に限り、始期日から30日間の待機期間があります

どうぶつ健保しにあ

8歳以上の犬・猫を対象に、加入年齢の上限を設けていない商品です。補償は入院と手術で、通院の診療費は補償の対象外です。補償割合は70%と50%から選べ、限度額はふぁみりぃの入院・手術と同じです(70%:入院1日14,000円・手術1回140,000円)。公式サイトでは、日帰り手術や手術を伴わない入院だけでも補償の対象になるとされています。

年齢AクラスBクラスCクラスDクラスEクラス
8歳3,000円3,070円3,290円3,840円4,480円
10歳3,420円3,500円3,850円4,410円4,940円
12歳3,480円3,740円4,250円4,860円5,090円
しにあ70%プラン・犬・月払の基本保険料。出典:アニコム損保 公式FAQ「保険料はいくらですか?」掲載の基本保険料表(2026年10月20日確認)。
年齢AクラスBクラスCクラスDクラスEクラス
8歳2,460円2,500円2,670円3,060円3,510円
10歳2,760円2,810円3,070円3,470円3,850円
12歳2,800円2,980円3,350円3,790円3,950円
しにあ50%プラン・犬・月払の基本保険料。出典は上の表と同じ(2026年10月20日確認)。
  • 対象となる病院:「どうぶつ健保」対応病院での入院・手術の診療費のみが補償の対象です。未対応の病院での入院・手術は、対応病院からの紹介があった場合を除き、保険の対象になりません
  • ふぁみりぃへの移行:公式サイトによると、毎年1回受けられる腸内フローラ測定「どうぶつ健活」の結果が良好な場合、2年目以降の継続のタイミングで、通院補償のあるふぁみりぃへ移行できるとされています(条件の詳細は公式サイトで確認が必要です)
  • 待機期間:初年度の契約に限り、始期日から30日間の待機期間があります

選ぶ際の注意点

アニコム損保の3商品を比べる際は、次のような良い点と制限事項の両方を踏まえて検討することが大切です。

  • 通院まで備えられるのはふぁみりぃだけ:ぷちとしにあは入院・手術に絞った商品で、通院の診療費は補償されません。その分、ぷちの保険料はふぁみりぃの約3分の1と公式サイトで紹介されています(チワワ1歳の基本保険料の比較)
  • 犬種によって保険料が大きく変わる:同じ年齢・同じ補償でも、ふぁみりぃ70%の1歳でAクラスが月3,110円、Eクラスが月4,910円と差があります。愛犬の犬種がどのクラスにあたるかを、公式サイトの分類表で確認してください
  • 新規加入の年齢:ふぁみりぃとぷちは7歳11か月まで、しにあは8歳以上です。年齢で選べる商品が分かれるため、シニア期の新規加入については、高齢犬(シニア犬)はペット保険に新規加入できる?年齢の目安と選び方もあわせてご覧ください
  • 請求の手間:窓口精算は、ふぁみりぃとしにあでも対応病院に限られます。ぷちは窓口精算ができず、いったん全額を支払います。請求の流れ全般は、ペット保険の請求方法(窓口精算と後日請求の流れ・必要書類)で解説しています
  • 契約できる条件:原則として健康体であることが条件で、治療中・経過観察中の病気やケガがある場合は、その病気を対象外とする「特定傷病除外特約」が付くか、引き受けられないことがあります。悪性腫瘍・慢性腎不全・糖尿病などに罹患している(疑いを含む)場合は、引受自体ができないと公式サイトに記載されています。持病がある場合の考え方は、持病がある犬でもペット保険に入れる?治療中・がんの場合と加入条件で整理しています
  • 保険料は年齢とともに上がる:表のとおり、継続時の年齢に応じて保険料は毎年見直されます。年齢による値上がりの考え方は、ペット保険は使うと保険料が高くなる?年齢による値上がりとの違いで解説しています
  • 補償されない主なケース:予防を目的とした去勢・避妊手術、時間外診療費として加算された料金、症状のない場合や美容目的の歯石取りなどは、補償の対象外と公式サイトのFAQに書かれています(歯周病などの治療の一環としての歯石取りは対象)。詳細は重要事項説明書で確認してください
  • 以前の「ワイドタイプ」:ふぁみりぃの「ワイドタイプ」は、公式FAQによると新規申込の取り扱いが終了しており、継続契約のみの商品です

愛犬の体調で気になる症状があれば、保険を考える前に、まず獣医師に相談してください。免責金額や補償割合、年齢制限の見方は、ペット保険の免責金額とは?補償割合・年齢制限と合わせた選び方で整理しています。

まとめ

アニコム損保の「どうぶつ健保」は、通院・入院・手術を補償するふぁみりぃ、入院・手術に絞って手術の限度額を高めたぷち、8歳以上が新規加入できるしにあの3商品で構成されています。どの商品が合うかは、通院まで備えたいか、保険料をどこまで抑えたいか、愛犬の犬種・年齢、請求方法の手間をどう考えるかによって変わります。1社の商品だけで決めず、補償内容や免責金額の考え方が異なる他の保険会社の商品とも比較しながら検討してください。本記事の数値は執筆時点(2026年10月)のものです。加入の最終判断は、契約前に公式サイト・重要事項説明書・約款で最新の情報をご確認のうえ、ご自身で行ってください。

参考情報源