いぬのくらし手帖 > 犬図鑑 > ブラッドハウンドの性格・特徴・飼い方|初心者が知っておきたいポイント

ブラッドハウンドの性格・特徴・飼い方|初心者が知っておきたいポイント

犬種評価

  • しつけのしやすさ★★☆☆☆
  • 費用(家計への優しさ)★☆☆☆☆
  • 性格★★★★☆
  • 体の強さ★★☆☆☆
  • 運動量の少なさ★★☆☆☆
  • 無駄吠えの少なさ★★★☆☆
  • お手入れのしやすさ★★☆☆☆
  • 留守番のしやすさ★★☆☆☆
  • 暑さ・寒さへの強さ★★★☆☆
総合評価★★☆☆☆

※総合評価は全犬種の中での相対評価です。

穏やかで友好的な性格は高く評価できる一方、超大型犬ならではの飼育コストの高さ、股関節形成不全や胃拡張捻転症候群など注意すべき病気の多さ、まとまった運動量の必要性には注意が必要とされています。しつけやすさ・留守番のしやすさも初心者向けとは言い切れない点に留意してください。

犬界随一とも言われる鋭い嗅覚を持つ超大型犬、ブラッドハウンド。警察犬や災害救助犬として世界中で活躍する一方、家庭では穏やかで愛情深いパートナーとしても知られています。この記事では、ブラッドハウンドの性格や身体的特徴、飼育のポイントについて詳しく解説します。

原産国ベルギー
体高オス64〜72cm・メス58〜66cm
体重オス46〜56kg・メス40〜48kg
性格の傾向穏やか・友好的・愛情深い(頑固な一面も)
平均寿命10〜12歳程度

ブラッドハウンドの性格

ブラッドハウンドは、穏やかで攻撃的な様子をほとんど見せない性格をしていると言われています。人や他の動物に対しても友好的で、特に飼い主には深い愛情を注ぐ傾向があるとされ、体格の大きさとは裏腹に甘えん坊な一面を持つ犬種です。

一方で、独立心が強く頑固な面もあるとされています。特に、においを追いかけ始めると集中力が非常に高くなり、周囲の呼びかけが届きにくくなる傾向があると言われているため、しつけの初期段階から根気強く向き合うことが大切です。

身体的特徴

  • 体高はオス64〜72cm・メス58〜66cm程度とされ、犬種の中でも特に大きな部類に入ります
  • 体は縦に長く、骨太で筋肉質な体格をしています
  • 頭部から首にかけて深いシワの入った、たるみのある皮膚が特徴的です
  • 喉の下には「デューラップ」と呼ばれる垂れ下がった皮膚があり、長く垂れた耳とあわせてこの犬種の象徴的な外見を作っています

この独特な皮膚のたるみや垂れ耳は、地面に近いところに漂うにおいの分子を集めやすくするための構造とも言われており、優れた嗅覚を支える身体的特徴の一つとされています。

飼い方のポイント

運動量の確保

もともと長時間のにおい追跡をこなす狩猟犬として作られてきた犬種のため、毎日まとまった時間の散歩や運動が必要とされています。散歩に十分な時間を割けない場合は飼育が難しいとされているため、事前によく検討することが大切です。また、日本の集合住宅では超大型犬の飼育自体が規約で制限されている場合が多いため、庭付きの住宅など十分なスペースを確保できるかどうかも飼育前に確認しておきたいポイントです。

皮膚・垂れ耳のケア

顔や首のたるんだ皮膚のシワの間は汚れや湿気がたまりやすく、皮膚炎の原因になりやすいと言われているため、定期的に拭き取って清潔に保つことが勧められています。垂れ耳も通気性が悪く外耳炎を起こしやすい部位とされているため、耳の内側を定期的にチェックし、汚れが見られる場合は優しく掃除する習慣をつけるとよいでしょう。よだれが多い犬種でもあるため、口周りや床・壁の掃除もこまめに行う必要があります。

しつけ

友好的で攻撃性は低いとされる一方、独立心が強く頑固な一面もあるとされているため、初心者にとっては根気が必要な犬種と言えます。においを追いかけ出すと制止が難しくなる傾向があるとされているため、リードを外しての散歩は事故防止の観点からも避け、子犬のうちから呼び戻しの訓練を丁寧に行うことが勧められています。

温度管理

短毛でシングルコートに近い被毛のため、極端な暑さ・寒さへの耐性は高くないとされています。体格が大きく運動量も必要な犬種であるため、特に日本の高温多湿な夏場は、散歩の時間帯を涼しい時間にずらす、屋内では冷房を活用するなど熱中症対策への配慮が必要です。

かかりやすい病気

ブラッドハウンドは体格や体の構造から、以下のような病気にかかりやすい傾向があると言われています。気になる症状が見られた場合は自己判断せず、早めに獣医師に相談することが大切です。

  • 股関節形成不全:大型犬に多い関節の異常で、歩き方の変化や足を痛がる様子が見られることがあるとされています
  • 胃拡張捻転症候群(胃捻転):胸の深い大型犬に多いとされる緊急性の高い病気で、食後の激しい運動を避けるなどの予防が勧められています
  • 眼瞼内反症・眼瞼外反症:まぶたが内側または外側にめくれてしまう病気で、目の充血や涙やけの原因になることがあるとされています
  • 外耳炎:垂れ耳で耳の中が蒸れやすいことから起こりやすいとされ、定期的な耳のケアで予防が期待されています
  • 皮膚炎:顔や首のシワの間が不衛生になりやすいことから起こりやすいとされています

平均寿命

ブラッドハウンドの平均寿命は10〜12歳程度とされています。大型犬・超大型犬は一般的に小型犬より寿命が短い傾向があると言われており、この犬種にも当てはまるとされています。日々の適切な運動管理と、皮膚・耳のケアや定期的な健康診断を通じて、健康な状態を長く保てるよう心がけることが大切です。

まとめ

ブラッドハウンドは、犬界屈指の嗅覚と、穏やかで愛情深い性格をあわせ持つ魅力的な超大型犬です。一方で、広い飼育スペースや十分な運動時間の確保、皮膚・耳のこまめなケアが必要になるなど、飼育には相応の準備が求められる犬種でもあります。特徴をよく理解したうえで、この犬種の魅力を存分に楽しんでいただければと思います。

参考情報源

本記事は、JKC(ジャパンケネルクラブ)等の公的資料や獣医療・ペット関連の専門メディアの情報をもとに、編集部で内容を確認のうえ作成しています。編集方針の詳細は運営者情報をご覧ください。