スパニエルの中でもっとも体格が大きく、どっしりとした体つきが特徴のクランバー・スパニエル。かつてイギリスのエドワード7世やジョージ5世にも愛されたとされる由緒ある鳥猟犬で、絹糸のような白い被毛と落ち着いた物腰が魅力です。この記事では、クランバー・スパニエルの性格や身体的特徴、飼い方のポイントについて詳しく解説します。
| 原産国 | イギリス |
| 体高 | 43〜51cm程度 |
| 体重 | オス32〜39kg・メス25〜32kg |
| 性格の傾向 | 温和・落ち着いている・愛情深い |
| 平均寿命 | 10〜12歳程度 |
クランバー・スパニエルの性格
クランバー・スパニエルは、温和で大変落ち着いた、愛情深い性格の持ち主と言われています。他のスパニエルのように感情をあからさまに表すことは少なく、どっしりと構えたおとなしい気質が特徴とされています。
一方で、見知らぬ人や他の犬とはあまり積極的に関わりたがらない人見知りな一面もあると言われています。家族に対しては愛情深く忠実で、落ち着いた家庭犬として過ごせる犬種です。
身体的特徴
- 体高は43〜51cm程度ですが、体重はオス32〜39kg・メス25〜32kg程度と、スパニエルの中で最も重量感のある体格をしています
- 体高に対して体長が長く、重心の低い長方形のシルエットをしています
- がっしりとした骨格に、絹糸のような柔らかく美しい白い被毛をまとっています
- 大きな頭部と、やや垂れ気味のまぶたが特徴的です
体高のわりに体重が重いがっしりとした体型のため、見た目以上に力強く、太りやすい傾向があるとされています。
飼い方のポイント
運動と体重管理
たっぷり歩かせて運動させないと肥満になりやすいと言われています。体重が増えると関節への負担も大きくなるため、毎日の散歩を欠かさず、食事量もあわせて管理することが大切です。
温度管理
暑さに弱く、熱中症や脱水症状を起こしやすいとされているため、日本での飼育は室内飼育がすすめられます。夏場は特にこまめな水分補給と室温管理を心がけましょう。
被毛のお手入れ
柔らかい被毛を清潔に保つため、定期的なブラッシングが必要です。まぶたにたるみがあるため、目の周りの汚れやゴミにも注意して観察しましょう。
かかりやすい病気
クランバー・スパニエルは、遺伝的に以下のような病気にかかりやすい傾向があると言われています。気になる症状が見られた場合は、自己判断せず早めに獣医師に相談することが大切です。
- 股関節形成不全:がっしりとした大きな体格のため、股関節に負担がかかりやすいとされています
- 眼瞼異常:まぶたにたるみがあるため、逆さまつげなどのトラブルが起きやすいとされています
- 椎間板ヘルニア:体高に対して胴が長く体重も重いため、腰への負担が大きくなりやすいとされています
- 外耳炎・脂漏症:垂れ耳や皮膚の性質から発症しやすいとされています
- 軟口蓋過長症:短めのマズルを持つ犬種にみられることがあるとされています
肥満は関節や椎間板への負担をさらに大きくするため、日頃から体重管理を意識することが健康維持につながります。
平均寿命
クランバー・スパニエルの平均寿命は10〜12歳程度とされています。体格の大きな犬種のため、他の中型犬と比べるとやや短めの傾向にあると言われており、体重管理と定期的な健康診断が長生きの鍵になります。
まとめ
クランバー・スパニエルは、どっしりとした体格に見合った落ち着きと、家族への深い愛情を持つ魅力的な犬種です。肥満や関節への負担を避けるための体重管理と、暑さへの対策をしっかり行うことで、穏やかな性格を存分に楽しみながら暮らすことができるでしょう。
参考情報源
- クランバー・スパニエル | 獣医師執筆・監修!犬の病気大百科
- 【クランバー・スパニエル】性格・寿命・値段などまとめ! – 犬の種類図鑑
- クランパースパニエルの性格、特徴、しつけ、寿命や病気、飼い方は? | petandco株式会社
- クランバー・スパニエル|日本と世界の犬図鑑
- アイキャッチ画像: Canarian(Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0、File:Clumber_Spaniel_2018.jpg)
クランバー・スパニエルと暮らす人へ
本記事は、JKC(ジャパンケネルクラブ)等の公的資料や獣医療・ペット関連の専門メディアの情報をもとに、編集部で内容を確認のうえ作成しています。編集方針の詳細は運営者情報をご覧ください。



