ブラシをかけても、掃除機をかけても、数時間後にはまた床に毛。黒い服には白い毛、ソファやカーテンにもびっしり。毎日の抜け毛掃除に追われて、疲れてしまっていませんか。頑張っても追いつかない気持ち、よく分かりますよね。
毛が抜けるの、ぼくも止められないんだ…。
季節によって、たくさん抜けるよね。
飼い主さんも、お掃除が大変だって思っているのかな…。
うん、きっとね。負担をへらす工夫を、いっしょに見ていこう。
パドとクムは、わが家の愛犬をモデルに、AIで描いたキャラクターです
毎日のブラッシングとこまめな掃除を習慣にすることで、抜け毛の負担を和らげやすくなるとされています。この記事では、抜け毛が増える背景と、今日からできる掃除・お手入れの工夫、グッズを選ぶ際のポイントを紹介します。いつもと違う抜け方の目安は「注意点」にまとめています。
「抜け毛の掃除が大変」は、多くの犬の飼い主が感じている悩みの一つです。au損害保険が犬・猫の飼い主1,000人(各500人)に行ったアンケート調査では、犬の飼い主の悩みの1位が「抜け毛の掃除が大変」(26.4%)という結果でした。とくに換毛期になると、部屋や家具、衣類への毛の付着が気になるという声が多く聞かれます。
抜け毛が増えるのはなぜ?(原因・背景)
犬には春と秋を中心に「換毛期」と呼ばれる、被毛が生え変わる時期があります。この時期は特に抜け毛の量が増えると言われています。犬種によって被毛の構造(ダブルコートかシングルコートか)が異なり、ダブルコートの犬種(柴犬や多くの日本犬、コーギーなど)は換毛期の抜け毛が特に多くなる傾向があるとされています。
株式会社ゆずず「コノコトトモニ」が犬の飼育者200人に行った調査(2026年2月)では、8割以上(162人)が換毛期の抜け毛を「気になる」(「とても気になる」69人+「やや気になる」93人)と回答しています。悩みの内容として最も多かったのは「部屋や家具の掃除」、次いで「衣類への毛の付着」でした。季節性の換毛以外にも、ストレスや栄養状態、皮膚の状態によって抜け毛が増えることがあると言われているため、明らかにいつもと違う抜け方をしている場合は、下記「注意点」もあわせて確認してください。
今日からできる対策
毎日のブラッシングを習慣にする
前述の「コノコトトモニ」調査では、換毛期対策として最も多く挙げられたのが「毎日のブラッシング」(131人)でした。ブラッシングは抜け毛が室内に散らばる前に取り除けるだけでなく、皮膚の血行を促したり、毛玉やもつれを防いだりする効果もあると言われています。犬種の被毛タイプに合ったブラシを選び、無理に引っ張らず、犬が嫌がらない範囲で少しずつ行うのがポイントです。
こまめな掃除で毛の蓄積を防ぐ
床や家具に落ちた毛は、時間が経つとホコリと絡まって取りにくくなることがあります。換毛期は掃除の頻度を上げる、粘着カーペットクリーナーを常備しておく、といった工夫で負担を減らせます。カーテンやソファなど布製品は毛が絡みやすいため、粘着ローラーや布用ブラシでのケアも有効とされています。
換毛期はシャンプー・被毛ケアの頻度を見直す
換毛期に合わせてシャンプーの頻度を調整し、抜け落ちる前の毛をお湯や専用ブラシで浮かせて取り除く方法も紹介されています。犬種や皮膚の状態によって適切な頻度は異なるため、心配な場合はかかりつけの獣医師やトリマーに相談すると安心です。
シャンプーの頻度はシャンプーは月何回が目安?に、ブラシ選びはお手入れ用品(ブラシ)のランキング記事にまとめています。
グッズで対策する場合の選び方のポイント
ブラッシングや掃除の習慣に加えて、グッズを取り入れることで負担を軽減できる場合があります。代表的な商品カテゴリーと選び方のポイントは以下の通りです。
- ペット用サイクロン掃除機・グルーミング一体型掃除機:吸引しながら被毛のブラッシングも同時に行えるタイプの掃除機が登場しています。使用シーン(犬本体のケア用か、部屋の掃除用か)に応じて、対応するアタッチメントの種類を確認するとよいでしょう。
- 抜け毛取りブラシ・ラバーブラシ:被毛タイプ(短毛・長毛、ダブルコートかどうか)に合ったブラシを選ぶことが重要とされています。合わないブラシは効果が薄いだけでなく、皮膚を傷つける可能性もあるため注意が必要です。
- 粘着カーペットクリーナー:床やソファ、カーテンなど布製品全般に使えるものを選ぶと、換毛期の応急処置として活躍します。粘着力の強さや、詰め替えのしやすさも比較ポイントです。
- ペット用空気清浄機:浮遊する被毛やアレルゲンを軽減する目的で使われることがあります。部屋の広さに対応した機種を選ぶ、フィルターの交換頻度・コストを確認するといった点が選定のポイントです。
注意点
季節性の換毛期による抜け毛は自然な現象とされていますが、次のような場合は皮膚病やホルモン異常、ストレスなど別の原因が隠れている可能性があるとも言われています。気になる症状が続く場合は、自己判断せず、早めに獣医師に相談することが望ましいです。
- 特定の部位だけ毛が薄くなっている、皮膚が赤い・かさついている
- 換毛期の時期ではないのに大量の抜け毛が続く
- しきりに体をかいたり舐めたりしている
また、掃除機やドライヤーの音を怖がる犬もいます。グッズを使う際は、犬の様子を見ながら少しずつ慣らしていくようにしましょう。
皮膚が赤いなど気になる様子は皮膚トラブル・アレルギーの記事、空気が乾く季節は乾燥肌・フケの記事、においが気になる場合は犬のにおいの記事もご覧ください。
まとめ
抜け毛の悩みは多くの飼い主が感じている身近な困りごとですが、毎日のブラッシングとこまめな掃除を習慣にすることで負担を軽減できます。グッズを取り入れる場合は、犬の被毛タイプや部屋の環境に合ったものを選び、いつもと違う抜け方が続く場合は獣医師に相談するようにしましょう。
毎日少しずつでも、いっしょの時間が増えるね。
ブラッシング、きもちいいから好きだよ!



