いぬのくらし手帖 > ペット保険比較 > エイチ・エス損害保険のペット保険|商品ラインナップを紹介

エイチ・エス損害保険のペット保険|商品ラインナップを紹介

同じ「70%補償」でも、免責金額があるかどうかで月々の保険料が大きく変わると聞いて、どちらを基準に考えればよいのか迷っていませんか。保険料は犬の大きさや年齢でも変わるため、表を見比べるだけでは違いがつかみにくいところです。

エイチ・エス損害保険株式会社(エイチ・エス損保)の「エイチ・エス損保のペット保険」は、補償割合(70%・50%)と免責金額の有無を組み合わせた3プランで構成されています。この記事では、公式サイトの保険料表と補償内容のページ、よくあるご質問(確認日:2026年10月24日)をもとに、3プランの違い、犬の大きさ別・年齢別の月払保険料、加入や継続の条件、補償の対象外になる主な項目を整理します。

エイチ・エス損保のペット保険の商品ラインナップ

3プランとも、補償の対象は通院・入院・手術です。1回あたりの支払額や支払回数に制限はなく、年間の責任限度額の範囲内で補償される設計です。プランの違いは、補償割合・年間責任限度額と、免責金額の有無です。

プラン年間責任限度額月払保険料
(小型犬1歳)
70%補償
免責なし
70万円1,710円
50%補償
免責なし
50万円1,220円
70%補償
免責1万円
70万円440円
月払保険料は公式サイトの保険料表(小型犬〈保険料区分A〉・1歳)の金額です(2026年10月24日確認)。「免責1万円」は、免責金額(自己負担額)が1万円のプランです。犬の大きさ区分や年齢で保険料は変わります。

免責金額(自己負担額)は、免責金額ありのプランで1万円です。公式サイトによると、1回の入院または通院にかかった治療費用から1万円を差し引いたうえで補償割合をかけて保険金を計算し、同じ傷病で何度か通院した場合も通院ごとに差し引きます(同じ日に2回以上通院した場合は1回の通院とみなします)。治療費用が1万円以下の通院は、保険金の支払対象になりません。

犬の大きさ別の保険料(1歳の月払)

保険料は犬種で決まり、小型犬は保険料区分A、中型犬は区分B、大型犬は区分Cとして分類されています。どの区分になるかは、公式サイトの犬種分類表(PDF)で確認できます。1歳の月払保険料を区分ごとに並べると、次のとおりです。

犬の大きさ
(区分)
70%
免責
なし
50%
免責
なし
70%
免責
1万円
小型犬(A)1,7101,220440
中型犬(B)2,0001,430510
大型犬(C)2,2101,580570
単位:円(月払)。公式サイトの保険料表(1歳)より(2026年10月24日確認)。

小型犬の年齢別の保険料

小型犬(区分A)の月払保険料を年齢別に並べます。年齢は、保険期間の開始日時点の満年齢です。新規加入は生後45日から7歳11か月までのため、8歳以降の金額は継続契約で適用される保険料にあたります。

年齢70%
免責なし
50%
免責なし
70%
免責1万円
0歳1,8501,320470
1歳1,7101,220440
2歳1,7501,250450
3歳2,2701,620580
4歳2,8002,000720
5歳3,3302,380850
6歳3,8602,750990
7歳4,3803,1301,120
8歳4,9103,5101,260
9歳5,4403,8801,390
10歳以上6,4304,6001,650
単位:円(月払)。公式サイトの保険料表(小型犬)より(2026年10月24日確認)。10歳以上は一律で、公式サイトでは10歳の保険料が一生涯適用されると案内されています。

年齢が上がるにつれて保険料は段階的に高くなり、小型犬の免責なし70%では1歳の1,710円に対し、10歳以上は6,430円です。若いうちの金額だけで総額を判断しないことが大切です(仕組みはペット保険は使うと保険料が高くなる?で整理しています)。公式サイトには、商品改定などにより保険料・補償内容が変更になる場合がある旨も記載されています。

3プランの補償内容と向き不向き

70%補償・免責金額なしプラン

治療費用の70%を、年間70万円を限度に補償するプランです。免責金額がないため、1万円以下の治療費用も補償割合をかけた金額が支払対象になります。公式サイトの例では、通院で1,500円の治療費用がかかった場合の保険金は1,050円、10日間の入院で治療費用が10万円(手術代5万円・入院費用5万円)の場合は7万円とされています。3プランのなかでは保険料が最も高い一方、少額の通院も含めて補償される設計です。

50%補償・免責金額なしプラン

治療費用の50%を、年間50万円を限度に補償するプランです。免責金額がない点は70%プランと同じで、補償割合と年間責任限度額を下げた分、保険料は抑えられています。同じ例では、通院1,500円で保険金は750円、10日間の入院(治療費用10万円)で5万円です。

70%補償・免責金額ありプラン

免責金額1万円を差し引いたうえで70%を補償するプランで、年間責任限度額は70万円です。手術などの高額な治療に絞って備える設計で、小型犬1歳の月払は440円と3プランで最も低く設定されています。公式サイトの例では、10日間の入院で治療費用が10万円の場合、(10万円−1万円)×70%で6万3,000円が支払対象とされています。一方、通院で1,500円の治療費用がかかった場合のように、治療費用が1万円以下の通院は支払対象になりません。皮膚炎など少額の通院が重なりやすい場合は、自己負担が大きくなる点に注意が必要です(免責金額の考え方はペット保険の免責金額とは?で説明しています)。

加入・継続の条件と補償の考え方

  • 加入できる年齢:保険期間の開始日時点で生後45日から7歳11か月までです。継続に年齢の制限はなく、終身で続けられると案内されています(高齢期の新規加入の目安は高齢犬(シニア犬)の新規加入年齢の目安にまとめています)
  • 加入時の健康状態:初年度の契約では、過去に特定の病気(悪性腫瘍・腎不全・心疾患など)の診断や治療を受けていないこと、過去6か月以内にケガや病気で動物病院に通院していないことが条件です。過去に歯周病と診断されたことがある場合も加入できません(持病がある場合の考え方は持病や治療中の病気がある犬の加入の考え方で整理しています)
  • 補償開始と免責期間:保険始期日はお申込日の30日後から60日後の間で選べます。ケガは保険始期日から、病気は保険始期日から30日間の免責期間を経た31日目から補償されます
  • 継続時の扱い:更新時に新たな審査はなく、前年の請求実績による免責事項の追加・継続不可・保険料の割増しはありません。保険料は継続時点の年齢に応じて見直されます
  • 補償の対象になる主な項目:時間外診療や休日診療に伴う割増診察料は補償の対象です。歯科治療も対象ですが、補償開始前に発生したケガや発病していた症状、免責期間中に発病した歯科治療は対象外です
  • 補償の対象外になる主な費用:ワクチン接種・定期健診・予防のための費用、健康補助食品・サプリメント・処方食、マイクロチップの挿入費用、ノミ・ダニなどの外部寄生虫の除去・駆除費用などです。詳しくは公式サイトの「保険金をお支払できない主な場合」で確認できます
  • クーリング・オフ:初年度契約に限り、申込日を含めて8日以内にマイページから手続できます

選ぶ際の注意点

  • 動物病院の窓口で保険を使う精算には対応していません。治療費用はいったん全額を支払い、マイページまたはアプリから請求する方式です(診療明細書の添付が必要で、確認後30日以内に指定口座へ振り込まれると案内されています。請求の流れはペット保険の請求方法で整理しています)
  • 免責金額ありのプランは、1万円以下の通院が支払対象外になります。保険料の低さだけで選ぶと、日常的な通院では保険金が出ない場面が増える可能性があります
  • 年間の責任限度額は、通院・入院・手術を合わせて70万円(70%プラン)または50万円(50%プラン)です。高額な治療が続いた年は、限度額を超えた分が自己負担になります
  • 年齢とともに保険料が上がるため、継続する年数が長くなるほど総額は大きくなります。10歳以上は一律ですが、金額そのものは新規加入時より高くなります
  • ペット賠償責任保険は販売されていません。他人にケガをさせた場合などの備えが必要なときは、別の手段を確認する必要があります
  • 本記事の保険料・補償内容は確認日時点のものです。契約前に、重要事項等説明書・約款・パンフレットで最新の内容を確認してください

愛犬の体調で気になる症状があれば、保険を考える前に、まずかかりつけの獣医師に相談してください。

本記事は情報提供を目的とした紹介であり、特定の保険への加入を勧誘するものではありません。加入の最終判断は、契約前に必ず公式サイトの重要事項等説明書・約款をご自身でご確認のうえ行ってください。

他社と比べるときの確認ポイント

エイチ・エス損保のペット保険を他社の商品と比べるときは、保険料だけでなく、次の点を同じ条件にそろえて確認すると違いが見えます。

  • 補償割合と、免責金額の有無・金額(1回の通院・入院ごとか、1日あたりか、などの数え方)
  • 年間の支払限度額と、1日・1回あたりの上限や、通院・入院・手術ごとの上限の有無
  • 新規加入できる年齢の上限と、高齢期の保険料の上がり方
  • 歯科治療や持病など、補償の対象外になる項目と、加入時の告知の条件
  • 動物病院の窓口での精算に対応しているか

たとえば、免責金額の設定がない別の会社の商品については、FPCの商品紹介やau損保の商品紹介でも整理しています。

まとめ

エイチ・エス損害保険の「エイチ・エス損保のペット保険」は、通院・入院・手術を年間の責任限度額の範囲内で補償する設計で、70%・免責なし、50%・免責なし、70%・免責金額1万円の3プランから選べます。小型犬1歳の月払は1,710円・1,220円・440円と、免責金額の有無や補償割合で大きく変わります。どのプランが合うかは、通院の頻度、保険料と自己負担のバランス、愛犬の犬種や年齢によって変わります。加入できる年齢や告知の条件、窓口精算の可否は会社ごとに違うため、1社の商品だけで決めず、他の保険会社の商品とも比較しながら検討してください。本記事の数値は執筆時点(2026年10月)のものです。

参考情報源