楽天損害保険株式会社は、「楽天ペット保険」の名称で、犬向けのペット保険「スーパーペット保険」を提供している損害保険会社です(猫向けは別商品の「スーパーペット保険ねこ」)。この記事では、犬向けのスーパーペット保険について、年齢別の保険料(金額)の目安、見積もり方法、3つのプランの補償内容、補償されない主なケース(対象外)を、公式情報(2026年10月9日確認)をもとにまとめます。
楽天損害保険の商品ラインナップ
スーパーペット保険には、通院・入院・手術を補償する「通院つき70%プラン」「通院つき50%プラン」と、入院・手術に補償対象を絞った「手術・入院プラン」の3プランがあります。免責金額の設定がなく、少額の治療費でも請求できる点は3プラン共通です。
| プラン名(補償対象) | 年間補償限度額 | 月払保険料の目安 |
|---|---|---|
| 通院つき70%プラン (通院・入院・手術) | 115.5万円 | 3,930円(ミニチュア・ダックスフンド7歳の例) |
| 通院つき50%プラン (通院・入院・手術) | 92.4万円 | 3,010円(ミニチュア・ダックスフンド7歳の例) |
| 手術・入院プラン (入院・手術(通院対象外)) | 212.5万円 | 740円(小型犬2歳の例) |
楽天ペット保険の保険料(金額)|小型犬の年齢別の目安(月払)
保険料は、犬の大きさ(小型犬・中型犬・大型犬)、契約日または更新日時点の満年齢、プランで決まります。下の表(単位:円、月払)は、公式サイトの保険料ページに載っている小型犬の月払保険料です(2026年10月9日確認)。新規契約は満11歳未満(10歳11か月)までで、11歳以上の更新時の保険料は公式の保険料表に載っています。
| 年齢 | 通院つき 70% | 通院つき 50% | 手術・ 入院 |
|---|---|---|---|
| 0歳 | 1,980 | 1,490 | 1,120 |
| 1歳 | 1,920 | 1,430 | 860 |
| 2歳 | 1,870 | 1,420 | 740 |
| 3歳 | 2,050 | 1,530 | 830 |
| 4歳 | 2,320 | 1,760 | 990 |
| 5歳 | 2,710 | 2,050 | 1,210 |
| 6歳 | 3,220 | 2,460 | 1,490 |
| 7歳 | 3,930 | 3,010 | 1,930 |
| 8歳 | 4,590 | 3,550 | 2,330 |
| 9歳 | 5,360 | 4,150 | 2,650 |
| 10歳 | 6,530 | 4,970 | 3,210 |
犬の大きさが変わると保険料も変わります。中型犬・大型犬の月払保険料は次のとおりです(同じく公式サイトの保険料ページ)。
| 犬の大きさ | 2歳 | 7歳 |
|---|---|---|
| 小型犬 | 70%:1,870円 50%:1,420円 手術・入院:740円 | 70%:3,930円 50%:3,010円 手術・入院:1,930円 |
| 中型犬 | 70%:2,240円 50%:1,660円 手術・入院:890円 | 70%:4,710円 50%:3,590円 手術・入院:2,300円 |
| 大型犬 | 70%:2,790円 50%:2,110円 手術・入院:1,110円 | 70%:5,860円 50%:4,520円 手術・入院:2,880円 |
犬種がどの大きさに当たるかは、公式サイトの犬種一覧(楽天損保の基準)で決まります。たとえばミニチュア・ダックスフンドは小型、柴犬とフレンチ・ブルドッグは中型、ゴールデン・レトリーバーは大型です。年払は月払と金額が異なります。保険料は将来変わる可能性があるため、加入時点の金額は公式サイトで確認してください。
楽天ペット保険の見積もり方法
公式サイトの「お見積り・お申込み」から、最短2ステップで見積もりができると案内されています。上の表のとおり、保険料ページには犬の大きさ別・年齢別の保険料表が公開されているため、見積もりの前に、おおよその金額を確認することもできます。申込みの手続きは公式サイトで行う形で、この記事では見積り・申込みを受け付けていません。申込み時にはペットの健康状態の告知と写真の提出が必要とされ、治療中のケガ・病気がある場合でも、条件付きで引き受けられることがあると書かれています。
通院つき70%プラン
通院・入院・手術のすべてを補償対象とし、補償割合70%のプランです。支払限度額は通院・入院が1日1.5万円まで、手術が1回15万円までとされています。年間の支払日数は通院22日・入院25日まで、手術は年間3回までで、年間補償限度額は115.5万円です。3プランの中では最も補償割合が高く、保険料もその分高めに設定されています。
通院つき50%プラン
同じく通院・入院・手術をカバーしますが、補償割合が50%のプランです。支払限度額は通院・入院が1日1.2万円まで、手術が1回12万円までとされ、年間補償限度額は92.4万円です。年間の支払日数・回数の上限(通院22日・入院25日・手術3回)は70%プランと共通で、補償割合を抑える分、保険料を70%プランより抑えたい場合の選択肢です。
手術・入院プラン
通院を対象外にし、入院・手術に絞ったプランで、補償割合は90%とされています。支払限度額は入院が1日2.5万円まで(年25日まで)、手術が1回50万円まで(年3回まで)で、年間補償限度額は212.5万円です。通院を含まない分、月払保険料の目安は3プランの中で最も低く設定されています。公式サイトには、小型犬の場合に12歳から保険料が一定になるとの記載もあります。通院補償の有無による違いは、通院・手術・入院特約の違いでも解説しています。
楽天ペット保険の補償対象外(補償されない主なケース)
公式サイトの「お支払いできない主なケース」には、次のような項目が挙げられています(一部の抜粋です。詳しくは重要事項説明書・普通保険約款・特約で確認してください)。
- 補償開始日より前に発症したケガ・病気、初年度の免責(待機)期間(補償開始日から30日間)中に発症した病気(待機期間は初年度のみで、ケガには待機期間がありません)
- 交配・妊娠・出産・帝王切開、去勢・避妊・不妊治療、停留睾丸・臍ヘルニア
- 歯石除去費用・乳歯遺残・不正咬合(炎症などの病的な症状があり、治療の一環として行う場合は補償対象)、予防・ケア目的の口腔内の処置(歯みがき、ジェットクリーニングなど)
- ワクチンなどで予防できる病気、予防のための費用(狂犬病予防接種、ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・マダニの予防など)、健康診断
- 食物・療法食・サプリメントなどの健康食品、診断書などの文書料、往診費用、夜間・休日などの時間外診療費用
- 地震・噴火・津波によるもの、日本国外での治療
歯周病や歯の破折などの歯科治療費は、原則として補償対象と公式サイトのFAQに記載されています。支払限度額や支払限度日数(回数)を超えた費用は、補償されず自己負担になります。持病や治療中の病気がある場合の考え方は、持病がある犬でもペット保険に入れる?治療中・がんの場合と加入条件で整理しています。
選ぶ際の注意点
3プランとも免責金額の設定はありませんが、通院の補償有無や支払限度額・年間補償限度額に違いがあります。新規加入できる年齢は生後0日〜10歳11か月までで、年齢の上限は会社ごとに異なります。シニア期の加入については、高齢犬(シニア犬)はペット保険に新規加入できる?年齢の目安と選び方も参考になります。また、通院・入院・手術それぞれに年間の支払日数・回数の上限(通院22日、入院25日、手術3回。手術・入院プランに通院の補償はありません)があり、この範囲を超えた分は自己負担になります。
請求は、動物病院で治療費をいったん全額支払い、診療明細書と領収書を用意して、保険金請求ページから申請する流れです。公式サイトは、全国の動物病院で使え、受付から支払いまでの平均が9.8営業日(2024年の集計)と案内しています。請求の流れの比較はペット保険の請求方法(窓口精算と後日請求の流れ・必要書類)をご覧ください。愛犬の体調で気になる症状があれば、保険を考える前に、まず獣医師に相談してください。
本記事は情報提供を目的とした紹介であり、特定の保険への加入を勧誘するものではありません。加入の最終判断は、契約前に必ず公式サイトの重要事項説明書・約款をご自身でご確認のうえ行ってください。
他社と比べるときの確認ポイント
楽天ペット保険を他社の商品と比べるときは、保険料だけでなく、次の点を同じ条件にそろえて確認すると違いが見えます。
- 通院を含むかどうか(楽天は、通院つき2プランと、通院なしの手術・入院プラン)
- 補償割合と、1日あたりの支払限度額・年間の補償限度額
- 年間の支払日数・回数の上限(楽天は通院22日・入院25日・手術3回)
- 新規加入できる年齢の上限(楽天は満11歳未満)
- 初年度の待機期間の有無(楽天は病気について30日間)と、免責金額の有無(楽天は免責金額なし)
免責金額や補償割合、年齢制限の見方は、ペット保険の免責金額とは?補償割合・年齢制限と合わせた選び方で整理しています。
まとめ
楽天損害保険の「スーパーペット保険」は、通院の有無や補償割合が異なる3つのプランを1つの商品として展開しています。公式サイトでは犬の大きさ別・年齢別の保険料表が公開されているため、見積もりの前に目安を確認できます。補償内容や加入可能年齢の考え方は会社によって異なるため、他の保険会社の商品とも比較しながら、愛犬の年齢や通院の頻度に合うかどうかを検討してください。



