爪切りの時間になると逃げてしまう、耳掃除をしようとすると嫌がって暴れる。その一方で、目を離したすきに床の小さなものを口にしていないかも気になる。お手入れも誤飲も毎日のことだから、悩みますよね。
爪切りを見ると、つい隠れたくなっちゃう…。
苦手な気持ち、分かるよ。飼い主さんも、失敗しないか緊張するんだよね。
それに、落ちているものが気になってしまうことも…。
そこも心配だよね。落ち着いて、順番に見ていこう。
パドとクムは、わが家の愛犬をモデルに、AIで描いたキャラクターです
お手入れは少しずつ慣らす、誤飲しやすいものは犬の届く場所に置かないなど、身近な工夫で負担を減らせるとされています。この記事では、お手入れが苦手になりやすい理由と誤飲が起こりやすい背景、今日からできる対策、グッズを選ぶ際のポイントを紹介します。誤飲が疑われるときの連絡したいサインは、先にまとめました。
ペット保険の保険金請求データに基づく犬の病気ランキングでは、「異物誤飲」が全体2位、「外耳炎」が5位に入っているという集計もあります。また、犬の0歳(子犬)の誤飲に関する保険請求率は、2019年の8.1%から2024年には13.0%まで上昇したというデータもあり、新しく犬を飼い始めた家庭で誤飲事故が増えている可能性が指摘されています。爪切りや耳掃除への苦手意識、日常に潜む誤飲のリスクは、多くの飼い主にとって身近な悩みと言えそうです。
こんなときは、すぐ動物病院へ連絡を(連絡したいサイン)
誤飲が分かった時点で、症状が出ていなくても動物病院へ連絡することが紹介されています。次のような様子が見られるときは、自己判断で吐かせようとせず、ただちに動物病院へ連絡してください。
- 落ち着かず、そわそわしている
- よだれを垂らしている
- 元気がなく、ぐったりしている
- 食欲がない
- 震えている
- 嘔吐する
- 苦しそうに息をしている
- ゲップや咳をする
時間が経ってから、便秘・下痢・血便が見られることもあるとされ、無症状のまま進むこともあります。受診の前に電話で連絡してから向かうとよいと紹介されています。※ここでの目安は一般的な傾向であり、診断ではありません。気になる症状があれば獣医師に相談してください。
苦手意識や誤飲事故が起こるのはなぜ?(原因・背景)
爪切りは、過去に深爪をして出血させてしまった経験があると、飼い主・犬の双方が身構えてしまいやすいと言われています。爪の中には血管と神経が通っているため、切りすぎると出血や痛みにつながることがあります。耳掃除も、犬にとってデリケートな部位のため本能的に嫌がりやすいとされています。
誤飲については、玉ねぎなどのネギ類は急性の貧血や血尿を引き起こすことがあり、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分は神経系や心臓に悪影響を及ぼすとされています。ぶどう・レーズンも中毒を起こす恐れのある食べ物として挙げられています。留守番中や、飼い主がふと目を離した隙に、床に落ちている小物や食べ物を口にしてしまうケースが多いようです。
今日からできる対策
爪切り・耳掃除は少しずつ慣らす
いきなり切ろう・触ろうとせず、まず爪や耳に触れることに慣らし、少しずつ作業を進めるという段階的な方法が紹介されています。切れ味の良い犬専用の爪切りを使うことも、余計な力を加えず失敗を減らすポイントとされています。家では暴れてしまう場合でも、動物病院やトリミングサロンでは落ち着いて受けられることもあるようです。爪切りの手順は爪切りの記事に、耳のケアは耳掃除の記事にまとめています。
誤飲しやすいものを犬の届く場所に置かない
玉ねぎ・チョコレート・ぶどう等の食べ物はもちろん、ボタン電池や薬、小さなおもちゃの部品なども誤飲事故の原因になります。ゴミ箱は倒れにくいものやフタ付きのものを選ぶ、小物は引き出しや扉付きの収納にしまうといった工夫が効果的とされています。散歩中の拾い食いについては拾い食いの記事を参考にしてください。
留守番中や来客時は特に注意する
飼い主の目が届きにくい留守番中や、来客時に床に置かれた荷物・食べ物に注意が必要です。ペットゲートで出入りできる部屋を制限する、来客には犬が近づける範囲に食べ物を置かないよう伝えておくといった対策も紹介されています。留守番そのものが不安な場合は留守番不安・分離不安の記事もご覧ください。
グッズで対策する場合の選び方のポイント
お手入れ・誤飲対策それぞれについて、代表的な商品カテゴリーと選び方のポイントは以下の通りです。
- 犬用爪切り・爪ヤスリ・止血剤:切れ味のよいギロチンタイプなどが紹介されることが多く、万が一出血した場合に備えて止血剤も一緒に用意しておくと安心です。
- 耳掃除用ローション・コットン:犬の耳は傷つきやすいため、低刺激で犬用に設計されたものを選ぶことがポイントです。
- 誤飲防止ゴミ箱・ペットゲート・収納ロック:倒れにくさやフタの開けにくさ、設置場所に合ったサイズかどうかを確認して選ぶとよいでしょう。
- 知育・噛みごたえ系おもちゃ:かじりたい欲求を安全なもので満たすことで、誤飲につながりやすい物への興味をそらす目的で使われることがあります。誤飲しにくい耐久性のある素材を選ぶことが大切です。
注意点
爪切り・耳掃除がどうしても難しい場合は、無理に自分で行おうとせず、動物病院やトリミングサロンにお願いするのも一つの選択肢です。頻度や費用感を確認しながら、外注も含めて無理のない方法を選ぶとよいでしょう。
誤飲については、落ち着きがない、よだれが多い、元気がなくぐったりしている、震えている、嘔吐するといった様子が見られた場合、無症状のまま進行することもあるとされています。誤飲が疑われる場合は、自己判断で吐かせようとせず、ただちに動物病院へ連絡してください。
まとめ
爪切り・耳掃除への苦手意識は、段階的に慣らすことや道具の見直しで少しずつ軽減できます。誤飲は身近な食べ物や小物が原因になりやすいため、犬の生活環境を見直すことが基本の対策です。お手入れがどうしても難しい場合は専門家に頼ることも検討し、誤飲が疑われる場合はためらわずすぐに動物病院に連絡してください。
少しずつなら、できそうな気がしてきたよ!
焦らなくて大丈夫。お休みしながら、ゆっくり慣れていこうね。



