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犬との防災、災害時にどう避難すればいいか不安ですよね|今日からできる備え

地震や台風などの災害が起きたとき、愛犬とどう避難すればよいか不安に感じたことはないでしょうか。考え始めると、準備することが多くて後回しになりがちですよね。

クム

もしものとき、ぼくたちはどうなるのかな…。

パド

考えると、ちょっと不安になるよね。

クム

飼い主さんも、準備のことで悩んでいるのかな…。

パド

うん、きっとね。少しずつできる備えを、いっしょに見ていこう。

パドとクムは、わが家の愛犬をモデルに、AIで描いたキャラクターです

避難所や避難ルートの確認、クレートに慣らしておくこと、健康管理としつけの見直しなど、今日から少しずつ進められる備えがあります。この記事では、同行避難の考え方と、今日からできる備え、グッズ選びのポイントを紹介します。

アイペット損害保険が2023年2月に犬・猫飼育者1,150名に行った調査では、環境省ガイドラインで「ペットは飼い主との同行避難が原則」とされていることを知っている人はわずか23.5%にとどまり、約8割が原則を認識していないという結果でした。また、実際に防災対策を何らか行っている飼い主は27.7%という数字も報告されています。

なぜ備えが必要なのか(背景)

環境省のガイドラインでは、「ペットを連れて自宅から安全な場所へ移動すること」を同行避難と定義しており、避難先は自治体の避難所に限らず、親類・知人宅やホテル、車内なども含まれるとされています。ただし、ペット防災の基本は「自助」であり、まず飼い主自身の安全を確保することが前提とされています。

東日本大震災の際は、避難指示区域にいた犬・猫が約16,500匹いたのに対し、実際に同行避難できたのはわずか1,670匹にとどまったとされています。同行避難という考え方自体がまだ十分に浸透していないことがうかがえる数字です。日頃からの備えの有無が、いざというときの行動を大きく左右すると考えられています。

今日からできる対策

避難所・避難ルートを事前に確認する

アイペット損保の別の調査では、犬飼育者の51.3%が最寄りの避難所でペットを受け入れているかどうかを把握していなかったと報告されています。自治体の防災ページなどで、最寄りの避難所のペット受け入れ状況や同行避難のルールを事前に確認しておくことがすすめられています。

クレート・キャリーバッグに慣らしておく

避難所では、他の避難者や動物とのトラブルを避けるため、クレートやキャリーバッグの中で過ごすことが求められる場合が多いとされています。普段からクレートを寝床やくつろぐ場所として使い、慣れさせておくと、災害時の急な環境変化によるストレスを減らしやすいと考えられています。

健康管理・しつけの見直し

狂犬病予防接種やワクチン接種の証明書、かかりつけ動物病院の連絡先を控えておくと、避難先でのトラブルを避けやすいとされています。また、犬飼育者の調査では「他人や他のペットとのトラブル」への懸念が最も多く挙げられており、無駄吠えを抑える基本的なしつけや、他の犬・人に慣れさせておくことも、避難生活を少しでも穏やかに過ごすための備えの一つと考えられています。

避難先で落ち着かなくなる場合は引っ越し・環境の変化によるストレスの記事に、雷や大きな音への怖がりは花火・雷の記事に、迷子への備えは脱走・迷子対策の記事に、キャリーやクレートの選び方はキャリーバッグ・クレートのランキング記事にまとめています。

グッズで対策する場合の選び方のポイント

  • キャリーバッグ・クレート:避難所での受け入れ条件になっていることが多いため、普段の持ち運びだけでなく、ある程度の期間中で過ごせる耐久性・サイズのものを選んでおくと安心です。
  • フード・飲料水の備蓄:普段食べているフードを多めにストックし、賞味期限が近いものから使うローリングストックの考え方が紹介されています。水は人と共用できるものを多めに備えておくとよいとされています。
  • 予備のリード・ハーネス・迷子札:パニックによる脱走に備え、外れにくいタイプを選び、迷子札やマイクロチップの情報を最新の状態にしておくことがすすめられています(迷子・脱走対策の詳細は別記事も参考にしてください)。

注意点

災害時はまず人の安全確保が最優先です。ペットを助けようとして避難が遅れることのないよう、日頃からの備えで当日の負担を減らしておくことが大切とされています。また、慣れない避難生活は犬にとっても大きなストレスになりうるため、平常時からクレートやキャリーに慣らしておく、他の犬・人との接し方に慣れさせておくといった準備が、犬自身の負担を軽くすることにもつながると考えられています。持病がある犬は、常備薬や治療内容を控えたメモも用意しておくと安心です。

まとめ

「ペットは飼い主との同行避難が原則」であることは、まだ多くの飼い主に浸透していないとされています。避難所の受け入れ状況の確認、クレートへの慣らし、備蓄品の準備など、今日からできる備えを少しずつ進めておくことが、いざというときに愛犬と自分自身を守ることにつながります。

パド

いっしょにいられる準備が、少しずつ進むといいね。

クム

ぼくも、クレートに慣れておくよ!

参考情報源