愛犬の口臭や歯石が気になったことがある飼い主は多いのではないでしょうか。歯磨きを嫌がられると、続けるのも大変ですよね。
歯みがき、ちょっとくすぐったいんだ…。
口の中を触られるのは、慣れが要るよね。
飼い主さんも、どうやって続けようか悩んでいるのかな…。
うん、きっとね。無理なく続けるコツを、いっしょに見ていこう。
パドとクムは、わが家の愛犬をモデルに、AIで描いたキャラクターです
歯磨きを習慣化する、正しいやり方を意識する、定期的に口の中をチェックするといった毎日のケアが、対策として紹介されています。この記事では、歯周病が起こる背景と、今日からできる対策、グッズ選びのポイントを紹介します。歯茎の出血など受診の目安は「注意点」にまとめています。
アニコムパフェ株式会社とマース ジャパン リミテッドが2009年に関東の動物病院23件で行った調査(犬780頭対象)では、健診を受けた犬の76.3%に歯垢の沈着や歯石が見つかったと報告されています。また、ライオンペット株式会社の調査では、オーラルケアの習慣化に成功している飼い主は全国でわずか20.7%にとどまるという結果もあります。
なぜ起こるのか(原因・背景)
犬は人間に比べて歯垢が歯石に変わるスピードが速いとされ、歯磨きをしないまま放置すると歯周病予備軍の状態になりやすいと考えられています。前述の調査では、年齢が上がるほど歯周病の割合が高くなる傾向がみられ、3歳以上の犬の80%以上に歯垢の沈着や歯石が確認されたと報告されています。1歳未満でも発症することがあるとされ、子犬のうちからの予防が大切とされています。
また、アニコム損保の記事では、歯周病など口のトラブルを持つ犬は、健康な犬に比べて翌年の全体の傷病罹患率が1.4倍、心臓病は1.7倍、腎臓病は3.5倍になるという分析結果が紹介されています。歯のトラブルを放置すると、口の中だけでなく全身の健康にも影響しうるとされている点は覚えておきたいポイントです。
今日からできる対策
歯磨きを習慣化する
理想は毎食後の歯磨きとされていますが、難しい場合は1日1回、それも難しければ最低でも3日に1回を目安に行うと歯垢を取り除く効果が期待できるとされています。子犬のうちから口や歯に触れられることに慣らしておくと、大人になってからの歯磨きがスムーズになりやすいといわれています。
正しい歯磨きのやり方を意識する
歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握り、歯に対して45度の角度を意識して当て、毛先を小刻みに動かして磨く方法が紹介されています。いきなり全体を磨こうとせず、少しずつ触れる歯を増やしていくと、犬の負担を減らしやすいとされています。
定期的に口の中をチェックする
歯茎の赤み・腫れ、口臭の変化、歯石の付着具合などを日頃からチェックする習慣を持つことがすすめられています。気になる変化があれば、動物病院での健診時に相談するとよいでしょう。
においが気になるときは犬のにおいの記事に、食欲の変化はご飯を食べない原因と受診の目安に、定期的な健診は健康診断の記事にまとめています。
グッズで対策する場合の選び方のポイント
- 犬用歯ブラシ・指サック型ブラシ:歯磨きに慣れていない犬には、まず指サック型で口に触れる練習から始めるとよいとされています。犬の口の大きさに合ったヘッドサイズを選びましょう。
- デンタルガム・デンタルおもちゃ:噛むことで歯垢の除去をサポートする目的で使われる商品カテゴリーです。誤飲を防ぐため、犬の体格に合ったサイズを選ぶことが大切とされています。
- 犬用歯磨きペースト・デンタルジェル:フッ素不使用など、犬が飲み込んでも安全性に配慮された製品を選ぶことがすすめられています。
注意点
歯磨きを嫌がる犬に無理強いすると、口や歯磨き自体への苦手意識が強くなってしまう可能性があるとされています。嫌がる場合は短時間から少しずつ慣らし、できたらご褒美をあげるなど、無理のないペースで進めましょう。すでに歯石がついてしまっている場合、自宅でのケアだけでは除去が難しく、動物病院でのスケーリング(歯石除去)が必要になることがあります。口臭が急に強くなった、歯茎から出血する、食欲が落ちたといった様子が見られる場合は、自己判断せず動物病院を受診してください。
まとめ
犬の歯周病は多くの犬に見られるとされ、放置すると全身の健康にも影響しうると考えられています。毎日の歯磨き習慣と正しいやり方を意識し、グッズを取り入れる場合は犬の負担にならないものを選びましょう。歯茎の異常や口臭の変化が気になる場合は、早めに動物病院に相談することが望ましいです。
ゆっくり慣れていけば、だいじょうぶだよ。
できたらごほうび、楽しみだな!



