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SBIペット少額短期保険のペット保険|商品ラインナップを紹介

ペット保険を調べていると、「補償割合」「免責金額」「スタンダードとライト」といった言葉が並び、同じ補償割合でも保険料が大きく違う理由が分かりにくいと感じることはないでしょうか。保険料の表も年齢や犬の大きさごとに細かく分かれているため、まず何を見ればよいのか迷いやすいところです。

SBIペット少額短期保険株式会社の「SBIペット少短のペット保険」は、補償割合(70%・50%)と、1日あたりの免責金額の有無(スタンダードは0円、ライトは設定あり)を組み合わせた4つのプランで構成されています。この記事では、公式サイトと「ご契約に際しての大切な事柄」(確認日:2026年10月22日)をもとに、4プランの補償内容、小型犬を中心とした月払保険料、補償の対象外になる主な項目、加入・更新の条件を整理します。

SBIペット少短のペット保険の商品ラインナップ

4プランは、補償割合と年間の支払限度額、1日あたりの免責金額の組み合わせで分かれています。補償の対象はいずれも通院・入院・手術で、1日あたりや1回あたりの支払額、年間の支払回数に上限は設けられていません(年間の支払限度額の範囲内)。

プラン補償割合・年間の支払限度額・免責金額月払保険料の目安(小型犬0〜2歳)
プラン70スタンダード70%・70万円・免責金額0円1,962円
プラン70ライト70%・70万円・1日あたり7,000円405円
プラン50スタンダード50%・50万円・免責金額0円972円
プラン50ライト50%・50万円・1日あたり5,000円333円
月払保険料は公式サイトの初年度保険料表(小型犬・0〜2歳)の金額です(2026年10月22日確認)。「免責金額」は1日あたりの金額で、犬の大きさ・年齢で保険料は変わります。

4プランに共通する補償内容

  • 補償の対象:日本国内の動物病院での通院・入院・手術の治療費用(入院中や通院当日に手術をした場合は、その手術の費用も含めて計算されます)
  • 支払額の上限:1日(1回)あたりの上限や、年間の支払回数の制限はなく、年間の支払限度額(プラン70は70万円、プラン50は50万円)の範囲内で支払われます
  • 夜間診療費・休日診療費などの時間外診療費も補償の対象と案内されています
  • 契約者向けの付帯サービスとして、獣医師に24時間365日電話で相談できる「24時間無料ペット健康相談」があります(通話料は加入者の負担)
  • 1保険期間(1年間)の保険金の合計が限度額に達した場合、達した月の翌月以降、その保険期間の保険料の払い込みは不要になると、重要事項説明書に記載されています

スタンダードとライトの違い(免責金額の仕組み)

保険金は「治療費用×補償割合」から免責金額を差し引いて計算されます。スタンダードは免責金額が0円、ライトは1日あたりの免責金額(プラン70ライトは7,000円、プラン50ライトは5,000円)が差し引かれる代わりに、保険料が低く設定されています。通院は通院した日ごとに免責金額が引かれ、入院は入院日数分がまとめて引かれます(1泊2日の入院は2日として計算)。

公式サイトには、次のような支払い例が載っています(通院1日の治療費が1万円の場合と、通院1日2万円・入院6日18万円の合計20万円の場合)。

プラン通院1日・治療費1万円通院1日2万円+入院6日18万円(合計20万円)
プラン70スタンダード7,000円140,000円
プラン70ライト支払いなし91,000円
プラン50スタンダード5,000円100,000円
プラン50ライト支払いなし65,000円
公式サイト「プランの選び方」の支払い例(2026年10月22日確認)。実際の支払額は、治療内容や補償の対象になる費用で変わります。

公式サイトでは、ライトプランは、補償の対象となる治療費用が1日あたり1万円を超えない場合は保険金が支払われないと注記されています。少額の通院が多い場合に、受け取れる保険金が小さくなる可能性がある点は、プランを比べる際の確認ポイントです。

プラン70(スタンダード/ライト)

補償割合70%、年間の支払限度額70万円のプランです。スタンダードは免責金額なし、ライトは1日あたり7,000円の免責金額があります。

  • プラン70スタンダード:小型犬の月払保険料(初年度)は、0〜2歳で1,962円、3〜5歳で2,538円、6〜8歳で3,933円、9〜11歳で6,165円
  • プラン70ライト:同じく0〜2歳で405円、3〜5歳で432円、6〜8歳で1,044円、9〜11歳で1,962円

プラン50(スタンダード/ライト)

補償割合50%、年間の支払限度額50万円のプランです。スタンダードは免責金額なし、ライトは1日あたり5,000円の免責金額があります。補償割合が低い分、同じ年齢・同じタイプで比べるとプラン70より保険料は低く、年間の支払限度額も小さくなります。

  • プラン50スタンダード:小型犬の月払保険料(初年度)は、0〜2歳で972円、3〜5歳で1,404円、6〜8歳で2,061円、9〜11歳で3,744円
  • プラン50ライト:同じく0〜2歳で333円、3〜5歳で396円、6〜8歳で945円、9〜11歳で1,521円

保険料|小型犬の年齢別の目安(月払・初年度)

下の表は、公式サイトの初年度保険料表(小型犬・月払)の金額です(単位:円、2026年10月22日確認)。保険料は、犬の大きさ、責任開始日時点の満年齢、補償割合、免責金額の有無で決まります。

満年齢プラン70プラン50
0〜2歳スタンダード:1,962
ライト:405
スタンダード:972
ライト:333
3〜5歳スタンダード:2,538
ライト:432
スタンダード:1,404
ライト:396
6〜8歳スタンダード:3,933
ライト:1,044
スタンダード:2,061
ライト:945
9〜11歳スタンダード:6,165
ライト:1,962
スタンダード:3,744
ライト:1,521

犬の大きさによって保険料は変わります。公式の犬種分類表では、チワワ・トイ・プードル・ミニチュア・ダックスフンド・パグなどが小型犬、柴犬・ビーグル・フレンチ・ブルドッグ・ウェルシュ・コーギーなどが中型犬、ゴールデン・レトリーバー・ラブラドール・レトリーバーなどが大型犬に分類されています(分類表にない犬種は問い合わせとされています)。犬の大きさの分け方は会社ごとに違うため、他社と比べるときは、愛犬がどの区分になるかも確認が必要です。

犬の大きさ0〜2歳9〜11歳
小型犬プラン70スタンダード:1,962円
プラン50ライト:333円
プラン70スタンダード:6,165円
プラン50ライト:1,521円
中型犬プラン70スタンダード:2,295円
プラン50ライト:360円
プラン70スタンダード:7,299円
プラン50ライト:1,683円
大型犬プラン70スタンダード:2,340円
プラン50ライト:432円
プラン70スタンダード:7,425円
プラン50ライト:2,160円
月払・初年度保険料(公式サイトの保険料表、2026年10月22日確認)。

2年目以降の更新保険料は、初年度とは別の表になり、更新日時点の満年齢や犬の区分をもとに、更新時の保険料率で計算されます。小型犬・月払のプラン70スタンダードの更新保険料は、9〜11歳で6,705円、12〜14歳で13,266円、15歳以上で18,774円と公式サイトに掲載されています。また、重要事項説明書には、保険契約の計算の基礎に著しい影響を及ぼす状況変更があった場合に、保険期間の途中でも保険料の増額や保険金の減額を行うことがあると記載されています。

補償の対象外になる主なケース

「ご契約に際しての大切な事柄」には、保険金を支払えない主な場合として次の項目が挙げられています(一部の抜粋です。詳しくは重要事項説明書・普通保険約款で確認してください)。

  • 責任開始日より前に発症した病気・発生したケガ
  • 責任開始日から1か月以内に発症した病気(初年度の待機期間。保険金が増額になる変更をした場合は、その増額分も同様)
  • 先天性・遺伝性の疾患によって生じたと獣医学の水準で判断されるケガ・病気
  • 停留睾丸・膝蓋骨脱臼・臍ヘルニア・鼠径ヘルニア・椎間板ヘルニア
  • 歯科治療・口腔外科治療(ケガの治療目的で行う場合は対象)
  • ケガや病気の発生日から過去2年以内に予防接種をしなかったために罹患した特定の感染症(犬ではジステンパー、パルボウイルス感染症、狂犬病など)、獣医師の指導のもとで適切な予防をしなかったために生じたフィラリア症
  • ワクチン接種や健康診断などの予防医療、ノミ・ダニの駆除、サプリメント・処方食、不妊・去勢手術、健康体への処置
  • 地震・噴火・津波や、台風・豪雨による水災によって生じたケガ・病気

このほか、契約時や更新時に、特定の病気を補償しない条件(特別条件特則)が付く場合があると記載されています。膝蓋骨脱臼・椎間板ヘルニアや歯科治療が対象外とされている点は、他社と違いが出やすい部分です。気になる症状や、かかりやすいと言われる病気がある場合は、契約前に対象外の一覧を確認してください。

加入・補償開始・更新のしくみ

  • 新規に加入できるのは、責任開始日時点で生後2か月〜11歳11か月の犬・猫です(契約者は満18歳以上)
  • お申し込みはWEBのみ。毎月15日までに申し込んで会社が承諾すると、翌月1日から補償が始まります
  • 保険期間は1年間で、原則として自動更新され、ペットの終身にわたって更新できるとされています。ただし、ペットの健康状態などによって更新されない場合や、更新時に特別条件が付く場合があります
  • 補償割合や免責金額の変更は更新時のみです。ペットが12歳以降になると、保険金額が増える変更はできません
  • 保険料はクレジットカードまたは口座振替で、月払か年払を選びます(インターネットで申し込む場合、申込時はクレジットカード払いのみ)
  • 保険金の請求は、動物病院で治療費をいったん全額支払ったあと、LINEまたは郵送で行います(公式の保険金請求の案内による)
  • 少額短期保険業者のため、保険契約者保護機構の加入対象ではないと重要事項説明書に記載されています(破綻時の損失補填などの観点から、供託金を法務局に差し入れているとの記載もあります)
  • 保険料は所得税法上の所得控除の対象ではないと記載されています

選ぶ際の注意点

  • 免責金額の違い:ライトは保険料が低い一方、通院・入院のたびに免責金額が差し引かれ、1日の治療費が1万円を超えない通院では保険金が支払われません。少額の通院が多い犬では、受け取れる保険金が小さくなる可能性があります
  • 年間の支払限度額:プラン70は70万円、プラン50は50万円です。1日あたりの上限はありませんが、年間の限度額を超えた分は自己負担になります
  • 補償の対象外:膝蓋骨脱臼・椎間板ヘルニア・歯科治療、先天性・遺伝性の疾患などが対象外とされているため、愛犬の犬種や体質と照らして確認が必要です(持病や治療中の病気がある場合の考え方は持病や治療中の病気がある犬の加入の考え方で整理しています)
  • 年齢による保険料の上がり方:小型犬のプラン70スタンダードは、初年度保険料で0〜2歳の1,962円から9〜11歳の6,165円へ、更新保険料では15歳以上で18,774円と掲載されています。若いうちの金額だけで総額を判断しないよう注意が必要です(仕組みはペット保険は使うと保険料が高くなる?で整理しています)
  • 加入できる年齢:新規加入は11歳11か月までです。シニア期の新規加入の目安は高齢犬(シニア犬)の新規加入年齢の目安にまとめています
  • 請求の流れ:動物病院の窓口で全額をいったん支払うため、立て替えが必要です(請求方法はペット保険の請求方法で整理しています)
  • 少額短期保険であること:保険期間が1年で、保険契約者保護機構の対象外です。損害保険会社の商品と比べるときの視点の一つになります

愛犬の体調で気になる症状があれば、保険を考える前に、まずかかりつけの獣医師に相談してください。

本記事は情報提供を目的とした紹介であり、特定の保険への加入を勧誘するものではありません。加入の最終判断は、契約前に必ず公式サイトの重要事項説明書・約款をご自身でご確認のうえ行ってください。

他社と比べるときの確認ポイント

SBIペット少短のペット保険を他社の商品と比べるときは、保険料だけでなく、次の点を同じ条件にそろえて確認すると違いが見えます。

  • 補償割合と、免責金額(1日あたり)の有無・金額
  • 年間の支払限度額と、1日・1回あたりの上限や、通院・入院・手術ごとの上限の有無
  • 歯科治療や膝蓋骨脱臼など、補償の対象外になる項目
  • 新規加入できる年齢の上限と、高齢期の保険料の上がり方
  • 待機期間の有無と、動物病院の窓口での精算に対応しているか

名称が似ていますが、SBIグループの別の会社であるSBIプリズム少額短期保険の「プリズムペット」は、補償割合100%で、金額と日数・回数の上限によって補償の大きさが決まる別の商品です(SBIプリズム少額短期保険のペット保険|商品ラインナップを紹介)。免責金額や補償割合、年齢制限の見方は、ペット保険の免責金額とは?で整理しています。

まとめ

SBIペット少額短期保険の「SBIペット少短のペット保険」は、補償割合70%・50%と、免責金額なしのスタンダード・免責金額ありのライトを組み合わせた4プランで、通院・入院・手術を年間の支払限度額の範囲内で補償する設計です。どのプランが合うかは、通院の頻度、保険料と自己負担のバランス、愛犬の犬種や年齢によって変わります。補償の対象外になる項目や加入できる年齢、免責金額の考え方は会社ごとに違うため、1社の商品だけで決めず、他の保険会社の商品とも比較しながら検討してください。本記事の数値は執筆時点(2026年10月)のものです。

参考情報源