いぬのくらし手帖 > お悩み解決 > 老犬介護が不安になっていませんか?準備と受診の目安

老犬介護が不安になっていませんか?準備と受診の目安

最近、散歩のペースが遅くなった。段差をためらう。寝ている時間が増えた。年を重ねた愛犬のそんな変化に気づくと、「これから介護が必要になるのかな」「今のうちに何を準備すればいい?」と、胸がきゅっとなることはありませんか。

クム

最近、お散歩がゆっくりになってきたな…。

パド

年を重ねると、少しずつ変わっていくよね。

クム

先のことを考えると、胸がきゅっとするよ…。

パド

その気持ち、よく分かるよ。いっしょに順番に見ていこう。

パドとクムは、わが家の愛犬をモデルに、AIで描いたキャラクターです

長く一緒に過ごしてきた子だからこそ、先のことを考えるのがつらく、不安になるのは自然なことです。

この記事では、老化のサインの見方と、今日から無理なく始められる住環境・健康チェック・お金の備えを順に紹介します。急に元気がなくなった、食欲が落ちた、痛がるといったときは、年のせいにせず獣医師に相談してください。

アイペット損害保険が犬の飼育者1,000人に行った調査では、40.7%が「シニアになって介護が必要な状態にならないか」という不安を感じていると回答しています。猫の飼育者(33.2%)より高い結果で、同じ気持ちの飼い主さんは少なくないようです。

介護が必要になるのはなぜ?(老化のサイン)

犬がシニア期に入る時期は犬種や体格によって異なりますが、目安として小型犬は8〜9歳頃、中型犬は7〜8歳頃、大型犬は6〜7歳頃から老化のサインが出はじめると言われています。代表的なサインとしては、階段の昇り降りやちょっとした段差を避けようとする、毛のツヤがなくなる、白い毛が目立つようになる、足腰が弱くなりつまずいたり滑ったりしやすくなる、といった変化が挙げられます。

こうした老化にともなって、歩行のサポートや食事の介助、排泄のケアなど、部分的な「介護」が必要になる場面が出てくることがあります。若い犬でも病気やケガをきっかけに介護が必要になることがあるため、シニア期に入る前から情報収集をしておくと、いざという時にあわてずに対応しやすくなります。

愛犬が人間でいうと何歳くらいか、今どのライフステージにあたるかは、犬の年齢換算ツールで目安を確認できます。

今日からできる準備

住環境を見直す

足腰が弱くなってきたら、フローリングを滑りにくくする、段差にスロープを設置する、家具の角を保護するなど、転倒やケガのリスクを減らす環境づくりが基本とされています。介護が本格的に必要になる前から少しずつ整えておくと、犬自身も環境の変化に慣れやすいと言われています。

健康状態をこまめにチェックする

食欲・排泄・歩き方など日々の様子を観察し、いつもと違う変化に早めに気づけるようにしておくことが大切です。シニア期に入ったら、動物病院での定期検診の頻度を上げることを勧める獣医師監修記事も多く見られます。

食べつきが落ちたときは食べないときの受診の目安を、足腰の衰えは関節・足腰のケアの記事を、定期検診の考え方は健康診断の記事を、夜鳴きや徘徊が気になるときは認知症の記事を参考にしてください。

経済面の備えも早めに検討する

前述の調査では、「ペットに介護が必要になったとき」の経済的な不安を感じている飼い主も約2割にのぼりました。介護用品や通院費用がかさむ場合に備えて、ペット保険の見直しや貯蓄など、経済面の準備を早めに検討しておくと安心です。

高齢でも入れるかの目安は高齢犬のペット保険の記事、持病がある場合は持病があっても入れるかの記事にまとめています。

グッズで対策する場合の選び方のポイント

老犬介護用品は多岐にわたります。犬の状態や困りごとに合わせて、代表的な商品カテゴリーから必要なものを選ぶとよいでしょう。